【ギブアンドテイク】社内関係においてテイクONLYは致命傷だ!

コミュニケーション

社内における人間関係ってのは「ギブアンドテイク」でしかるべきだよね。互いに利益を得ようと協力するのが当たり前だ。そんな基本的なコンセプトを何故か理解できない人間がいる。そう、深層心理に「テイク」しか思考がないテイクONLY・ノーギブなやつらだ。

この記事はこんな人におすすめ
  • 聞くだけの定例会議が1つでもある人
  • 自分・同僚・上司のいずれかが発言力がないと感じている人
  • 他人から信頼される方法を知りたい人

パワハラ環境から自力で脱出した脱獄リーマンこと高岡陽也です!です。この記事はあくまで「社内関係者とのコミュニケーション」に焦点を当てるよ。ギブアンドテイクの精神を知ってか知らずか、他人から利益しか得ようとしない一方通行のエゴイストがいる。流石にそれじゃあ、信頼関係なんて築けるわけがない。でも世の中、本当にそういう人が多い。テイクONLY・ノーギブがダメな理由と、どうすればいいのかをまとめておく。

ギブアンドテイクとテイクONLYノーギブ

ギブアンドテイク。

みさき (社交型)

いいものあげるから、いいものちょうだい。

山口さん(内向型)

いいよ〜。

みさき (社交型)

まずは私から。はい、どうぞ。

社内関係においては、仲間意識とか共生意識を持つのが自然なことだよね。同じ組織の中で一丸となって利益を上げようとするのだから。

ところが、テイクONLY・ノーギブ。こんな人が普通に存在しないですか?

ジャガ (我が儘型)

いいものちょうだい。

ぽてこ (努力型)

どうぞ!

ジャガ (我が儘型)

それでは、また次回。

これを態度で示しているような状態の人。こんな状態で誰が次回また会いたいと思うだろう?

自分だけが得をする一方通行のコミュニケーションなんて続かない。社内関係者と常に良好な関係を築き続けるためには、一方的に得るだけじゃ駄目、与える側にも回るべきだ。相手に成果を言ってないだけでノーギブじゃないという人もいるが、ダメだ。与える方が与える意味がないと思ったら情報は静かにもらえなくなっていくから、成果をわかるように説明しなければ信頼関係には繋がらない。

「テイクONLY・ノーギブ」を強硬的に実践してる世界はなんだろう?例えば、詐欺があるね。テイクテイクテイクってやってるやつらは程度の違いがあっても方向性は詐欺師と同じだ。そんなことをあなたがやらないように気をつけてくれ!

テイクアンドギブできない人の特徴

一方的な質問の連続

「あの人と会議をしてる意味がわからなくなってきた・・・」

自分サイドから、一方的な質問ばかりする会議。知識や情報共有、相手からの質問機会がほとんどない。会議中に単に自分の知りたいことだけを聞いて、相手が話す間もなく会議終了。他の人にとって重要な事がなにか気にしないなんて、相手からすれば人の時間を奪っただけような印象を受けるよね。こういった行動は、聞き手からの会議の機会はもちろん信頼さえも失ってしまう

相手が求めていない限り、あーだこーだと自分の知りたいことだけを質問し続ける行動や会議はすぐに止めるべき。自分だけが何かを学ぶのではなく、自分の知識や視点を積極的に会議の相手に共有するように心がけよう。実際に与えられる情報の有無は置いといても、こんな心掛けを持ち、相手の役に立ちたいと思う事が伝わることで、相手との関係はより充実したものになるよ。

ギブアンドテイクできる人の特徴

相手が欲しい情報を考える

自己中心的な考え方は捨てて、お互いの利益を追求しよう。例えば、あなたが営業部門として設計部門の技術情報を得たいとする。NGパターンは、会議を開いて技術情報についてツラツラと相手に説明させること。さらにNGなのは、その上で営業部門としてその内容をどう活用したのかフィードバックもしないことだ。これがテイクアンドノーギブのお手本だ。

OKパターンは例えば、技術情報が欲しいと伝えた上で、設計部門が取り扱うアイテムの類似品に関する競合情報を資料にまとめてから臨み、展開すること。さらに、もらった情報をどう役に立てたかフィードバックし、感謝を述べる。さらにさらに、渡した競合情報について、もっと設計部門の観点から欲しい情報があれば気軽に言ってほしい、と伝えるんだ。

教えて欲しいと言ったのは元々こちらなのだし、貰える以上の情報を提供するくらいの気概で臨むのは当然だよね。

そうすれば、お互いのビジネスが相乗効果で成長し、さらにはそれが共同のチャンスへと繋がる。そんな展開こそ、本当の意味での「ギブアンドテイク」な関係の証だよ。互いに利益を得られるような関係を追求していこう!

ギブアンドテイクの大きなメリット

実践すれば返ってくる

「ギブギブギブ&ギブってやってたら、むっちゃ返ってきた」

こういった理念は覚えるだけじゃ意味がない。「テイク&ノーギブ」からの脱却は、具体的な行動で証明しよう。相手が何を求めているかを理解して、そこから、対象のニーズに合わせた価値を提供するんだ。

絶えず新しい価値を相手に提供することによって、同じギブアンドテイクの精神を持つ人があなたにも自発的にギブをしてくれるようになる。そして評判が知れ渡れば加速度的に味方も増え、加速度的にあなたのテイクも増える!

これが続けられると、最初は気概だけあっても伴い切らなかった中身がどんどん充実してくる。そのうちに、相手が本当に欲しい情報をたくさん提供してあげられるような立場になっていくよ。

おすすめ書籍

まさにギブアンドテイクという本。Giver、Taker、Matcherの3種類に大別して成功する人の思考が解説されている。この切り口の専門書は面白い。Matcherが何なのかは本を読んでみてね。

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
全米トップ・ビジネススクール「ウォートン校」の史上最年少終身教授でもあり、 気鋭の組織心理学者が教えるビジネスの成功の秘訣。 「ギバー(人に惜しみなく与える人)」 「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」 「マッチャー(損得のバラン...

おわりに

このブログのテーマである無能認定からの脱出においては、3大アクションの1つに「会社で影響力のある人を味方につける」を挙げている。こういう人を味方に付けるには、前向きな信頼関係が構築できる必要があるんだ。だから、ギブアンドテイクは心に染み付くまで考えてほしい。

「テイクONLY・ノーギブ」という姿勢は、一時的に利益を得るための手段かもしれない。でも、それは長期的な視野においては、間違いなく成功を遠ざける行動だよ。だから、一方的な利益だけを目指さずに、相手とのギブアンドテイクな関係を深めていこう!

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