経験者が語る!障がい者雇用で命を軽視するコンプラ不足野郎

コミュニケーション

「寿命から検索!」無能上司のコンプラ意識不足

多くの企業では、社会的責任を果たすために障がい者雇用の採用活動を行っていると思う。その際に目の当たりにしたパワハラ上司の暴言について、今回はそのエピソードを共有したいと思う。

僕は、自部門の情報収集、集約、集計、事務作業を担当する部下を探すために、障がい者雇用の採用活動に参加した。障がい者雇用は、社会的責任を果たすために大きな意義がある。たとえ障がいがあっても特定の業務であれば、健常者と何ら変わりないどころかそれ以上の成果を挙げてもらう可能性だって十二分にあるのだ。しかし、その中で見たパワハラ上司の暴言には、呆れるとともに怒りを覚えた。

勘違いしてほしくないので前置きするが、障がい者雇用と言っても一般職応募と同様に適性がなければもちろん採用できるわけはなく、それは平等だ。ということで何人もの面接を実施させてもらい、適正のありそうな方を何人か候補として二次面接に進んでもらおうとしていた。その相談は4人で実施していたが、満場一致でこの人は良い、と挙手されたのは1名だった。その方の優先順位を1番として次の面接の申し送り事項として採用責任者に伝えたのだった。

ところが、採用責任者から翌日、僕達4人が招集され、1番手の方は命に関わる病気をお持ちであり、対象としている事務作業を実施することについて、その病気の悪化が懸念されるために採用が難しいと伝えられた。部屋の中に重苦しい雰囲気が漂ったその瞬間、僕の上司が笑顔で放った。

「へへっ…すみません!次は、寿命から検索しまーす!」

衝撃と憤りと哀れみが入り混じった感情が溢れる。上司は、障がい者雇用の採用活動において、その障がいについて直接的に人の命を軽んじるような冗談のネタにしたのです。人としての尊厳や敬意を持っていないのか。

ここから学ぶべきこと

ここまでひね曲がった人格は、どうやったら形成されるのか理解に苦しむ。もはや仕事のできるできないに関係なく会社や職場環境の損失リスクになる。目の当たりにした方は、次回からこの当人が人の進退に係るミーティングに出席する場合は常時録音し、このような発言があったら採用責任者と人事部に報告をしてほしい。

障がい者の方に対して、偏見や差別や無理解を持たず、能力や個性や可能性を見出し、支援や配慮や尊重を示すことが会社にも社会にも、それを構成する個人にも必要だ。

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