【非効率なこだわり】「仕事とは何か」を語る無能中年社員

コミュニケーション

職場で遭遇した非効率なこだわりを持つわがままな同僚。そのエピソードとそのような人への対処法をご紹介します。48歳のDさんは、自分の興味ある仕事にだけ熱心で、それ以外の業務はおざなり。熱心な仕事も、変なこだわりばかり。その上で「あいつは仕事ってもんをわかってない」が口癖だ。そんな同僚、あなたの周りにもいませんか?

この記事はこんな人におすすめ
  • 職場で自分のことを棚に上げる人に直面している人
  • 職場の和を乱すメンバーに対処したい管理職やリーダー
  • ストレスフリーな職場環境を目指している人

こんにちは!職場で無能認定から脱出する方法を紹介している脱獄リーマンこと高岡陽也です。仕事しないのに厚かましい人っているよね。これが年上社員ともなると世の中の礼儀の文化と相まって中々面倒な状況が生まれる。仕事の質を守りながら職場の調和を保つか。実体験をもとに、具体的な対策を探っていこう。

エピソード「非効率なこだわりマン」

こんにちは、僕は25歳でサラリーマンとして働いているJです。入社4年目に入りバリバリ働けるようになってきました。一方で非効率なこだわりを持っている悪の存在に出くわしました。

非効率なこだわりを持つ同僚の特徴

僕の部署には、23歳年上でかなりの嫌われ者48歳のDさんという同僚がいます。僕は総合職社員で、Dさんは一般職社員です。

彼は自分が関心を持つ一部の仕事にだけはモチベーションが高いです。しかし、それ以外の仕事に関してはほとんど成果を出しません。自分が興味を持たない仕事は、たとえメイン担当であっても平気で投げ出します。更に、その結果を同僚や上司に押し付けることも行うんです。

また、自分のやり方が正しいと思い込んでいる様子です。他人の意見や感情にはいつも「難しいこと言ってごまかすな」「とりあえず声がうるさい」「面倒な打ち合わせには参加しない」という反論をしてきます。

結果としてDさんは担当の仕事がすごく少ない状況です。関心事の仕事に関して非効率なこだわりが多くて、その仕事だけで毎日を潰しながら過ごしています。

非効率なこだわりの発症

最近、Dさんが情熱を注いでいる仕事に関連して、声を荒げていることがありました。取引先から出された資料が彼の好みに合わなかったようです。その資料には寸法の情報が載っておらず、Dさんはこれを不満に思い、取引先の担当者に長電話をかけていました。

Dさん

寸法の情報まで記載するのが普通だろ!
仕事ってのはそういうもんだろ?それが仕事ってもんや。

長々と説教をしていました。会社全体の基準では、その資料に寸法情報を含める必要はありません。基準にないからやらないくていいというのは極論かもしれません。しかし、Dさんは自分が気に入っている取引先の提出した資料では寸法情報がないことを問題視していません。気に入らない取引先の同様の資料については、寸法情報が含まれていないことを異常なまでに問題視していました。

寸法情報を説教して集めるよりも優先してやるべき事が僕たちには山ほどあります。しかし、Dさんは「俺には無理」「やる必要性も感じない」と言ってそういう大変な仕事を受けません。そして時間が余りに余った結果として自分だけの「非効率なこだわり」に時間を浪費しているんです。

非効率なこだわりを説明してくる

つい先日は、僕に対しても「あの取引先は仕事ってものがわかってないんだ。難易度の高い取引先だ。」と長々寸法について語られました。

私から見れば、Dさんのこのような不毛な行動が会社に損害を与えていると思います。取引先に対しても不平等な扱いをしています。「仕事ってものをわかってないのはあなたですよ」と思ってしまいます。

自身が担当している仕事は簡単なもの以外断り、1人分の戦力にもなっていないのに、他人の仕事にだけ厳しい基準を求めるのは矛盾しています。こんな人はどこにでもいるものなんでしょうか?

非効率なこだわりマンへの対策

脱獄リーマン高岡に戻ります!「仕事を断る」「失敗のなすり付け」「非効率なこだわり」「敬意の不足」無能社員なのは明らかですね。ただ、ごく一部の仕事には熱意があるようで、そこを少しでもうまく利用できるといいね。

50歳前後まで無能でいると、長年貫いてきたスタンスを変える気が無くなる。一貫性の法則だったり、逃げ切り思考だったりね。20代のJさん世代と比べて改善はすごく難しくなる。年齢の前置きはした上で冷静に対策を試みてみよう。

相手を理解し、信頼を築く

彼のようなわがままな行動は、時にチームワークや取引関係に支障をきたす。一方、本人は

  • 自覚していない
  • アイデンティティを保とうと必死

といったことが多い。まず重要なのは、彼の存在を認め、相手の意見に耳を傾けることです。

とは言え、このケースだと認めるべきは特定の仕事への熱意だ。非効率なこだわり部分は褒めないように。人格の良い部分を認めて伝えることで、信頼関係を築くことができる。

信頼関係があれば、アドバイスや指摘も受け入れてもらいやすくなるはずだよ。

強みを活かし、成長を促す

彼の強みを伸ばすことに注力することも大切。彼の持つ熱意や自信を「それだけの熱意があれば、〇〇もできるのでは!?」と焚き付けてあげるのが良い。

正しい方向に導き、それを仕事の成果に結びつけることができれば、Dさんも本当の意味で自慢やこだわりを持っていいことになる。自分が成長すると、相手の成長を認める心の余裕が生まれてくる。Dさんが成長すれば、取引先への不平不満も少なくなるはずだ。

いきなり多くは変わらない

今回のケースでは、おそらくDさんは難しいことから逃げて生きてきた様子だ。勉強もしないだろう。周りに負けていると認めたくないから、積み上げのない頭で非効率なこだわりを語る人は多い。

小学生に統計学をいきなりやらせるのは無理だ。仕事の機会を学習の機会にしてもらうしか方法がない。妥協して平均値や簡単なグラフ集計などを要する仕事に展開する。

勉強をしないタイプの人は、当たり前だがスキルアップが牛歩になる。プライベートに勉強を強いる訳にもいかないし、そもそも興味がなければ勉強も続けられない。成長速度については、ある程度は諦める必要がある。

建設的なフィードバック

残念ながら、Dさんの行動が

  • しばらくの間改善を試みても変わらない
  • コンプライアンス上問題であるレベルで職場に悪影響を及ぼしている

などの場合は、事実に基づいたフィードバックをする必要がある。

しかし、ここまで来ると、同僚と言うよりは上司がやるべき仕事になる。現場のJさんのような立場ならば、Dさんの問題行動を冷静にリストアップして上司にチーム運営上の問題点として報告しよう。ここでリーダー向にも一言だけど、このような状況でも、批判的にならずにどのように改善できるか具体的な解決策を提示することが大切だよ。

おすすめ書籍

できないと叫ぶ部下や同僚は多い。別に上司じゃなくても、こういった類の書籍は人を動かすときにとても役に立つよ。

「上司力」強化マニュアル 部下が喜び、組織に評価される
なぜ、あなたの部下は「できません」と叫ぶのか? 元P&G広報部長の著者が、包括的で実践的な「上司力」強化マニュアルを書き下ろした。56のアクションに部下育成のノウハウを凝縮。「部下が喜び、組織に評価される」ための一冊。 目次 Starter...

デール・カーネギーの名著。少し小難しい本でも大丈夫ならこっちは必読。

人を動かす 改訂文庫版
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おわりに

このような同僚との付き合い方は、決して一朝一夕には行かない。しかし、Dさんのような人物は、一部とは言っても熱意を持つ器量はある。実は私たちの職場環境を豊かにする潜在能力を持っていることもある。

彼らの行動や考え方を理解し、適切に対応することで、僕たち自身のコミュニケーション能力や問題解決能力を高める良い機会にもなる。

周りの皆も扱いに困っているのであれば尚更だ。こういった関わりづらい同僚への間接的な自立支援は1つの仕事として成立すると考えて良い。上司に宣言して、賛同とバックアップを得ながら、改善させてあなたの評価や実力を上げる機会にしてみよう!ポイントは、単に彼の行動を否定するのではなく、チーム全体の成果に貢献できるように彼の強みを活かし、良い循環を生み出すことだ!

皆さんが抱える職場の課題が、この記事をきっかけに少しでも前向きな変化へと繋がることを心から願っています。それでは!

他にも困ったサラリーマンを多数紹介しています。

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