【やるか諦めるか】サンクコストの罠に惑わされないコツ

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サンクコストの罠とは、すでに投資した時間やお金を無駄にしたくない心理から、新しい判断を下すことができなくなる状態のこと。しかし、これを誤って解釈すると、逆に大きな無駄を生んでしまうことがあります!サンクコストの罠のバックにある危険と対策を明らかにします!

この記事はこんな人におすすめ
  • 目標達成に行き詰まりを感じている人
  • 長年の努力が報われず、挫折しそうな人
  • 新しいアプローチを試してみたい人
  • 自身のプロジェクトや目標を再評価したい人

ども!過酷なパワハラ環境から自力で脱出した脱獄リーマンこと高岡遥也です!

この記事では、誤ってサンクコストの罠に陥ったと勘違いしてしまいそうな3つの具体的な状況を取り上げ、それらをひっくり返す方法を紹介しよう。

視点を変えれば抜け出せるサンクコストの罠の例

「サンクコストの罠」は、状況を変えるチャンスがもう無い事を「サンクコスト(埋没した費用)」として扱っている。問題は、「これはサンクコストである」と誤解してしまうことだ。以下の例は、サンクコストの誤解を乗り越え、視点を変えることで成功を手にした人の例です。

英語の勉強での挫折

ある学生がTOEFL試験のスコアアップを目指していました。しかし、100時間勉強しても目標スコアに届きません。

「俺に英語なんて出来ないんだ…。」

これ以上やっても無駄だからと、勉強をやめようと考えています。

しかし、まだ諦める必要はありません。勉強方法を変えることで、効率よくスコアを伸ばせる可能性があるからだ。同じ勉強方法では伸びる限界が来ているのかもしれない。英会話クラブへの参加やオンラインレッスンへの切り替えなど、新しいアプローチが成功への鍵となることがあります。特に、似た境遇にあった人や理想的な人の意見を聞くと打開されやすいはずです。

新しいビジネスの立ち上げ

会社で新しいビジネスを立ち上げました。しかし、最初の半年で思うような利益が出ていませんでした。これまでの投資を無駄にしたくないため、ビジネスの展開を諦めようとしています。

しかし、まだ諦める必要はありません。市場分析を再評価し、ターゲット顧客やマーケティング戦略の再調整の余地はないだろうか?ビジネスを好転させるチャンスは残されているかもしれない。ビジネスモデルを見直せば、過去の努力を無駄にすることなく、新たな成功へと導くことができる可能性があるんだ。ここでも、似た境遇にあった人や理想的な人の意見を聞くと打開されやすいはずです。

筋トレによる体形改善

数ヶ月にわたってボディメイクのため筋トレに励んでいました。しかし、目に見える成果が出ませんでした。目標に届かないため、努力しても無駄だったと感じてジムを退会しそうになっています。

しかし、まだ諦める必要はありません。トレーニングの方法を変えてみたり、食事管理を徹底してみよう。そこから体型が大きく変化する可能性はある。通っているジムのトレーナーに相談したり、栄養計画を見直すことで、これまでの努力が実を結ぶターニングポイントに到達することがあります。これだって、似た境遇にあった人や理想的な人の意見を聞くと打開されやすいはずです。

サンクコストの罠から抜け出し、成功へのステップに変える方法

現状への違和感と改善姿勢を持ち続ける

サンクコストの考え方に囚われてしまうと、過去にかけた時間やリソースが無駄に思えてしまうことがある。しかし、サンクコストは「既に取り返せなくなったもの」を表す。つまり、「まだ取り返せるもの」はサンクコストとは言いきれないんだ。そういった投資を未来の成功につなげる視点を持てば、状況が好転する可能性がある。むしろ、停滞感を解消する機会が来たとも考えられる。

重要なのは、現状に満足せず、常に改善点を見つける姿勢を持つことだ。

現在の方法が上手くいっておらず、同じ方法を繰り返すだけでは効果が出なくなっている可能性が高い。これは「サンクコストの罠」ではありません。

原因を客観的に分析し、修正が必要な点を見極めることが求められるはず。目標自体や、目標達成の手段が適切でない可能性も考えてみよう。

こうした考察や課程を経て、他人の手を借りても「これ以上やっても、意味が無い(期待値が著しく低い)と確定している・わかっている」としか判定できないものは「サンクコスト」だ。

分析を糧(かて)にして、サンクコストの罠を乗り越える

分析を通じて、新たな方向性やアプローチを見つけ出すことができるかもしれないよね。視点を変えることで、新しい道が開けることもある。

「サンクコスト」かそうでないかは、判断を誤らないように最も気をつけるべき瞬間だ。この判断は、例えば1週間かかったとしても、その判断時間が比較にならないレベルの「極めて長期間または大きな費用を捨てるか活かすかに係る」からだ。

投じた努力を悔いて、ただ単に続けることは確かに愚策。しかし、過去の投資を単に「無駄」と決めつけるのはさらなる愚策になりかねない。できるだけ未来へと繋げる柔軟性を持つことが大切だよ。投じた努力が別の形で活用できないか無駄にしないように何が出来るか考えてみよう。それを教訓や経験値として活かせたなら、さらなる成長への糧に変えることができる。

物事が上手くいかないからといってすぐに諦めないようにしよう。冷静に現状を見つめ直し、過去の投資を未来の可能性に変える工夫が必要だよ。そうすれば、サンクコストの誤解による制約を乗り越えて、新たなステージに進むことができるでしょう。

サンクコストだと諦める前に考えるべきポイント

多角的な観点から状況を分析してみよう。サンクコストなのかそうでないのかは、明確に判断できることも多い。場合によっては継続と方針転換を両立させる上手な対応が求められるでしょう。

それでは、プロジェクトが停滞した際に、これまでの行いがサンクコストなのかそうでないのかを判断してみよう。具体例として、次のような点を評価してみよう。

サンクコストかどうかの抽象的な判断指標

目標の妥当性

最初に立てた目標自体が現実的で合理的なものだったかを振り返ってみよう。目標が達成不可能なものだった場合は、それ以上投資を続けるのはサンクコストにつながる可能性がある。一方、目標自体に問題がなければ、投資を続ける価値は十分にある。

このブログでは、よく「目標設定はゼロイチでも、判定はゼロイチでない方が良い」と言っている。その記事も紹介しておきます。

方法の適切性

目標達成に向けて選んだアプローチや手段が適切だったかどうかを検証しよう。手段が間違っていれば、その点を修正することで目標達成できる可能性があるよ。しかし、あらゆる手段を尽くしてもダメだった場合は、サンクコストになる公算が高くなります。

状況の変化

プロジェクト開始時から状況が大きく変わっていないかを確認しよう。市場環境、競合状況、技術的制約などの変化によって、当初の目標や手段が意味をなさなくなっている可能性があります。そういった変化に適切に対応できていなければサンクコストにつながります。

サンクコストかどうかの(やや)具体的な判断指標

代替案の検討

現在の方針を継続するか、新しいアプローチに切り替えるかを検討してみよう。代替手段がなく、継続以外に選択肢がない場合はサンクコストのリスクが高まります。一方で、より良い選択肢があれば、新しい方向に切り替えることで投資を有効活用できます。

学びの機会

プロジェクトから得られる学びや経験を見据えてみよう。結果が伴わなくともプロセスから多くの知見を得られた場合は、必ずしもサンクコストとは言えません。将来に活かせる教訓があれば、一定の投資価値はあったと捉えられます。

おすすめ書籍

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おわりに

サンクコストの罠に陥ってしまった場合でも、諦める前に状況を冷静に分析し、適切な対策を講じることが重要です。前に進むべきなのか、方向転換すべきなのかを見極める必要があります。

そのためには、目標の妥当性や手段の適切性、状況の変化、代替案の有無、学びの機会などを総合的に検討する必要があります。多角的な視点から冷静に判断することで、過去の投資を無駄にすることなく、より良い道を見出すことができるでしょう。

サンクコストを恐れるあまり、諦めてしまいそうな状況。一度立ち止まって状況を再評価してみてはいかがでしょうか。この記事が、そのための一助となれば幸いです。時間と努力を無駄にすることなく、次のステップへと歩みを進めていってください。

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