【タバコの嘘】百害あって一利なし…な訳ないでしょ

コミュニケーション

「タバコは百害あって一利なし」という言葉を耳にすることはよくあるでしょう。そしてこれを本当に文字通り受け取る人もいる。いやいや、「一利なし」だと吸ってないでしょ!この記事では、タバコがもたらす利点にスポットライトを当て、喫煙が社会的・心理的に有益な点を探ります。

注意

この記事は、タバコの健康への影響を軽視するものではありません。喫煙がもたらす社会的・心理的利点に焦点を当てています。

この記事はこんな人におすすめ
  • 喫煙する同僚(部下・上司)がいる人
  • 喫煙者の思考を知りたい人
  • 喫煙者の扱いに困っている人

ども!過酷なパワハラ環境から自力で脱出した脱獄リーマンこと高岡遥也です!

この記事は、あくまでも「なぜ煙草を吸うのか?」という素朴な疑問に答えるためのものだ。喫煙所がコミュニケーションの場としてどのように機能するのか。タバコがストレス解消にどう役立つのか。そして喫煙休憩が仕事の効率にどのようなプラスの影響を与えるのか。これらの視点から、喫煙の「嘘」とされる側面を再評価してみよう。

タバコを褒めるなど言語道断、お前は命を軽視しているのか?と言われそうだ。しかし僕自身は「健康には極めて悪い」「しかし、悪いことだけではない」という事を伝えたいという中立的な立場なだけだ。どちらかと言えば、健康被害を踏まえてやめるべきなのは間違いない。でも、やめない人をどう咀嚼するかという視点を与えたいと思っている。

大学生の喫煙支持要因

ある大学にて145名に対して5段階評価のアンケート調査をされた結果論文からの引用する。n数は少ないように思うが、結果を見るにおおよそ下記のような印象である。差がある点は太字にした。

喫煙者:見た目は普通、かなり健康に悪い、見た目年齢はニュートラル結構リラックスできる、金はそれほどかからない、総合的に結構悪い

非喫煙者:見た目は普通、かなり健康に悪い、見た目年齢はやや大人っぽいややイライラする、金はそれほどかからない、総合的にかなり悪い

日本禁煙学会雑誌(2014年)

日本禁煙学会雑誌 第9巻第2号 (jst.go.jp)

コミュニケーションの場としての喫煙

喫煙所は単なる休憩スペースでは無くなっている。多くのビジネスマンにとって、喫煙所は情報交換の場となっているんだ。タバコを一服する時間は、非公式な会話を楽しむ絶好の機会にもなっている。現在は、基本的に外に喫煙所があることもある。そのリラックスした環境は、オープンなコミュニケーションを促進しています。

このブログでは、下記のように極端な考え方も紹介しております。しかし、その記事においても「コミュニケーションの重要性」は重視して執筆しています。喫煙は推進すべき行為では全く無いのは事実です。しかし、実際そのような側面は存在しています。

喫煙が促進するオフィス内コミュニケーション

タバコの火を共にすることで、正体不明の信頼関係が築かれます。おそらくこれは、「ミラーリング」「感情の伝染」等といった現象によるものでしょう。喫煙者同士じゃなければ話さないような人とのコミュニケーションは実際にあります。そこでは肩身の狭い仲間同士。タバコを通じて仕事の相談アイデアの共有が行われることも多い。結果として、喫煙がチームビルディングにも寄与する部分があることは否定できない。

感情は伝染する? ポジティブに振る舞うべき理由 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
ペンシルベニア大学ウォートン校のシガル・バーセード教授(経営学)は「私がほほ笑めば、あなたもほほ笑むだろう。しかし、これはただの模倣ではない。あなたは実際に、その感情を経験するはずだ」と説いている。また、この感情が自分に伝染したものだとは気...

ストレス解消としての一服の重要性

緊張をほぐし、ストレスを軽減するために、タバコを吸う人は少なくありません。短い休憩を取ることで、心をリセットし、仕事に戻る準備を整えます。このように、タバコはメンタルヘルスの管理にも一役買っているんだ。「タバコを吸わなくてもストレス解消は可能」という反論があります。しかし、職務中にストレス解消できる手段は限られている。また、そもそもタバコと全く同じメリットを併せ持つツールが無い。

喫煙休憩の真の価値

仕事中の喫煙休憩は、多くの職場で議論の的となっています。しかし、これらの休憩が生産性向上に寄与することは、見過ごされがちです。

特に、おおやけに休憩時間が設定されていない場合。適当に外に出て体操したりしてると、サボっているように思われるかもしれない。世の中が性善説で回るならば、自由に休憩すればいいし、それが認められるのが1番だ。しかし、認められた休憩時間が無い以上、喫煙は、短期間のリフレッシュとしての機能は生き残る。従業員がある程度許容された空間・時間で集中力を回復する手助けをする唯一無二のツールなのである。

例えば、頑張っているのに理不尽な事を言われる事例として以下の記事でも紹介しております。こういった時に、局所的にストレス解消に向かう手段には成り得ます。

喫煙者同士の絆と情報交換

喫煙所は、同僚間の絆を深める場としても機能します。ポイントは仕事の合間を縫って行くことにある。昼休みや始業前に他人の愚痴や会議の延長戦を誰がやりたいだろうか。喫煙所ではそれが普通に出来るのである。共通の仕事の話題を共有することで、チームワークが向上し、職場の雰囲気が良くなることもあるんだ。

タバコ休憩が生む創造性とアイデア

風呂の中で頭を整理したり、新しいアイデアを思いついたりすることはよく聞くと思う。アイデアや解決策は、しばしばリラックスした環境で生まれる。喫煙休憩は、創造的な思考を促すことがあり、これが業務の質の向上につながることもある。

実際、直接その仕事に関わっていない人と意見交換することも多い。結果として、会議や執務室では生まれなかったアイデアを持ってくることもある。

実際に、環境要因が見知らぬ人への声のかけやすさに影響を与えているという調査結果もあります。(下記)

https://kobayashilab.net/kobayashi/paper/pdf/623kitsuenjo.pdf

タバコと仕事効率の意外な関係

喫煙が仕事の効率に与える影響は、一見すると否定的なもののように思われがちです。しかし、実際には、喫煙休憩が生産性を高める側面も存在する。タバコを吸うことで得られる短期間の集中力や、リラックス効果は、仕事のパフォーマンスを向上させることがあります。

喫煙と健康への影響

喫煙の健康への影響は全く否定できないし、総合的には悪いと考えざるを得ない。しかし、限定的な側面ではプラスに働くこともある。喫煙のリラックス効果は、ストレスの多い職場での心のオアシスとなることもある。会議がうまくいかなかったり、上司に怒られた直後の急峻なストレスに関しては、解消に一役を買うのである。

タバコ休憩と仕事の質

タバコ休憩を利用して外で業務の資料を見ることで、新たな視点を得ることができる。また、非公式ながらも重要な5分-10分会議の場となることもあり、これが仕事の質を高める一因となり得ます。

おわりに

この記事は、喫煙が仕事の効率に与える影響について、ポジティブな側面を探求してみた。

それでも、僕は「煙草は吸うべきでないし、やめるべき」と考えてはいる。

喫煙が嫌われるのは、その強烈な臭いと周囲への健康被害、喫煙者集団の傾向的なマナーの悪さだろう。喫煙者はメリットだけを見て「ほらね」と思わず、マナーへの最大限の配慮が必要になる。

下記の記事を執筆していますが、これは煙草の口臭に関しても大いに当てはまる事です。このような事にならないように十分な時間を取って戻る等、最大限の配慮はやはり必要でしょう。

非喫煙者は、頭ごなしに喫煙者叩きをするのでなく、そうしたマナーの悪さを嫌うことだ。喫煙者が命を削って、あなたの仕事のアイデアを持ってくるように利用すればいいのだ。

ということで、喫煙と健康のバランスを考慮しつつ、喫煙がもたらすメリットに光を当ててみた。それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました