【質問責め】説明会で質問責めしてくる人をいなす方法!

コミュニケーション

大人数の説明会で、たった一人の人から質問責めにあった事はないだろうか?今回は、部下の努力を無視して、自分の優越感を満たすだけの無能上司「質問責めマン」のエピソードと対処法の紹介だ!

この記事はこんな人におすすめ
  • 会議の進行を邪魔される人
  • 質問責めにされたらどう処置すれば良いかわからない人
  • 効率の良い会議を目指したい人

ども!パワハラ環境から自力で脱出した脱獄リーマンこと高岡陽也です!会議・報告会の進行を邪魔する人に対して、どう対処すればいいのだろうか?今回は、実際に説明会で質問責めされた部下Aさんにインタビューして、そのエピソードをまとめました。後ほど、対策を書いています!

エピソード 「質問責めマン」

お客様アンケートのWEBシステム化

こんにちは、システム開発部門に所属するエンジニアのAです。私は、プロジェクト「お客様アンケートのWEBシステム化」を進めています。

私の会社では、商品販売後に紙面でお客様アンケートのご記入をお願いしています。そのアンケートは複雑で、アンケート実施による内容説明や転記のため、手間が掛かっていました。お客様の増加に対して営業人材の補強が追いつかず、多くのスタッフが残業を強いられている状態にありました。

更にお客様からも、アンケートが面倒くさい、質問内容が理解できない、と言ったクレームが生じていました。

こうして営業部門長の決裁・依頼を経て、システム開発することが決定したのです。

これまで開発進捗は私から上司へこまめに報告していました。数ある報告の機会の度に上司は

質問責め
マン

まあ中々いいんじゃない。僕ならもっとスマートな方法でやれるけど。

という回答をしてきていました。もっとスマートな方法は質問しても「自分で考えた方がいい」と言われ教えてもらったことはありません。この時点で癇に障ってはいたのですが、いつも「まあ中々いいんじゃない。」とは言ってくれるので、遅滞なく進めてはいました。

質問責めに遭う現場「開発進捗報告会」

私はプロジェクトの「開発進捗報告会」に定期的に参加していました。この会は社内外の20人以上が集まる定例会です。私の上司は、何度か誘ったものの「忙しい」と参加はしていませんでした。

開発着手から1年ほど経過し、開発は最終局面に。私は「第8回 開発進捗報告会」のため、事前に資料を関係者に配布しておきました。また、精魂込めてプレゼンテーションをする用意も整っていました。そこで、私の上司にも資料を事前展開した事を伝えると、彼が参加したいと言ってきました。

質問責め
マン

今回は私も参加するわ。

しかし、これがまさかの展開を生むのでした。

味方かと思っていたら質問責めマンだった

当日、プレゼンテーションが始まって「前回の振り返り」から始まりました。それと同時に、上司は質問責めマンに変身し疑問の嵐を吹き荒れさせました。

質問責め
マン

そもそも何故システム化するのか?文句を言うお客さんは説得したらいいじゃないか。

質問責め
マン

紙のアンケートはデザインが微妙だね。もっとお客さんに会社のロゴを見せないと。

前提を繰り返しますが、開発は既に最終局面です。既に全社で合意済みの点から、開発環境やデザインに至るまで、幅広い質問を浴びせかけてきました。僕はシステムエンジニアであって、営業部門の人間ではないまた、紙のアンケート用紙の細かいデザイン等変えても仕方がないことはとっくに議論が済んでいました。

質問の内容が軽薄で、これまでの報告や資料を一切目を通していない事が丸分かりになりました。終始ニヤニヤしながら蔑むような言い方をし、苛立ちを隠せませんでした。

彼の質問には、今回の説明会で触れる予定だった内容も多く、彼の質問によって私のプレゼンテーションは何度も中断されてしまいました。私や周囲の人は、プレゼンテーションの軌道を何度も元に戻そうとしました。しかし、彼の質問責めは止まらない。

私のプレゼンは15分の予定だったのが、40分くらいになっても全く終わりませんでした。

質問責めの結末と上司の真意

会議の司会進行者が上司に「進行時間を守ってください。」と言いました。すると上司は

質問責め
マン

いや、僕からの質問は以上だよー。

と言い残し、途中退出。

上司はプロジェクトに関心を持っているわけではなかったようです。ただ「アイデア豊富な僕」「デザインにまでアドバイスできる僕」「大きな仕事もひっくり返せる影響力」をアピールしたいだけだったように見えました。実際には全て素人レベルの質問だったのですが。

結局、会議は全員にとって予定されていた内容の一部しか消化できず終了しました。

皆、なぜ私の上司が説明会の場で私に質問責めをするのか、不満そうでした。社外の方々からは「なんで内輪もめしているの?」という声が上がり、会社の印象にも影響を与えかねない状況でした。社内の他部門の人たちは幸い私の事も、上司がややこしい事もよく知ってくれているので同情してくれました。

とは言え、あんまりだと思いませんか。

「質問責めマン」の対策

普段の進捗報告を聞いていない「責任感の欠如」、他人のいる場所で自分を大きく見せる「自慢気質」、事前に資料を見ない「場当たり」、部下のせいにする「なすりつけ」こんな感じだね。上司による質問責めは、会議の流れを阻害し、他の参加者にも悪影響を及ぼす。今回の場合は、とても多い人数の人が参加していて被害金額は実質とんでもない事になってる!では、このような質問責めにはどう対処すれば良いのだろうか!

会議ルールの設定と質問の流れ管理

  • 時間が限られている
  • 大人数が参加する
  • 相談ではなく連絡・報告が目的

このような会議は会議の主導権を確実に握る必要があるね。始めに「質問はプレゼンテーションの最後にまとめて行う」または時間が最低限しかなければ「質問は会議後にSlackやTeamsで受ける」といったルールを確立し、全員の同意を得よう。

質問が途中で出た際も、会議の進行を優先する。「この質問は後で個別に対応する」あるいは「後ほど時間を設けて詳しくお答えします」と案内しよう。

このテクニックは、こちらの「質疑応答の時間は無くせ!」で詳しく説明しています!

質問の事前募集

今回のケースでは資料は事前に配布済だったとの事でAさんはとても準備が良いね。せっかくなので、配布時に「質問は事前募集形式にする」と宣言しておくこともできるよ。これは段取りのいい人だからこそ出来る一歩進んだ工夫だよ。

質問に対する答えが予め配布された資料にある場合は、プレゼンの終わりに該当する部分を指し示して返答すれば説明する必要は無いし、重複・類似した質問はまとめてプレゼンの際に回答できる。

このスタイルなら、会議の目的が合意形成や相談であってもある程度成立させられるようになる。だから、対策という意味合いだけでなく、長期的な能力アップ・時間活用の面でもおすすめだ。

再発防止に上司と反省会を行う

今回の場合は、別途会議の後日に上司に説明の機会を敢えて設けた方が良いと思われる。これまでの定期的な報告や上司との事前の打合せを通じて、ほとんどが説明した質問であることを理解させるんだ。あと、話半分で聞く上司ということだね。ちゃんと聞いているのか逐一「ここまででアドバイスをいただけませんか?」のように相手に喋らせよう。

一通り説明した後には、1vs1なので、率直にお伝えしますと前置きして、会議の進行が止まったことや、取引先からも苦言を呈されたことを伝えておこう。大人数の前で晒し上げをすると、逆上して状況は悪化する。こんな状況下でも、相手のプライド面に配慮する事が必要だよ。

普段の仕事で信頼関係を作っておく

Aさんは同僚からのフォローがあったとの事で幸いだったと思う。初見でこれをやられた場合、Aさんと上司のどちらが悪いかが参加者には理解できない。後から「あれは上司が悪い」と説明しても陰口認定される可能性がある。だから予防措置というか、普段からの信頼関係構築は何よりも大事なんだ。

十分な信頼関係があれば、他部門の理解者や同僚からもサポートを得られることが多い。このブログでは、活躍できるサラリーマンになる方法を多数紹介している。是非参考にして信頼関係構築の一助にして欲しい!

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おわりに

実は今回のケースは対処法の中の質問フェーズを封殺することで完全に防ぐことが可能だ。これらを実践することで、質問責めによる影響を最小限に抑え、効率的で建設的な会議を目指そう。

とは言え、お偉いさん向の説明会なんかは質問フェーズの封殺もできない。そこは素直にあらゆるスキルを高いレベルに持っておくことで対処をすることになる。

繰り返しになるけど、このブログでは優秀なサラリーマンになるための秘訣を多数紹介しているので、是非とも活用してほしい!

他にも、困ったサラリーマンをたくさん紹介してます。

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